主な登場人物
アルマヴィーヴァ伯爵(Br): 領主
伯爵夫人(S): 伯爵の妻
スザンナ(S): 伯爵家の女中
フィガロ(Bs or Br): 伯爵の従者
ケルビーノ(Ms): 伯爵邸に住む少年
バルトロ(Bs): 伯爵家お抱えの医者
マルチェリーナ(Ms): 伯爵家の女中がしら
バジリオ(T): 伯爵邸の音楽教師
時代と場所
神話の時代、愛の神アモーレの神殿
はじめに
「オルフェオとエウリディーチェ」はクリストフ・ヴィリバルト・グルックが作曲しました。
グルックはオペラの歴史においてとても重要な作曲家です。
モーツァルトやロッシーニの時代の前に、バロック音楽という輝かしい音楽の時代がありました。
この時代、華麗な歌唱技術に多くの人が関心を寄せていました。
彼らは歌うことに集中し、オペラの重要な構成要素であるにもかかわらず、音楽と演劇を軽視しました。
そこでグラックと彼のグループは、オペラの改革を試みました。
彼らは音楽とドラマを結びつけました。
これを「グルックのオペラ改革」と呼んでいます。
その象徴が「オルフェオとエウリディーチェ」です。
このオペラはとても「シンプル」です。登場人物は、オルフェオ、エウリディーチェ、アモーレの 3人だけです。
ストーリーも非常に明快で、音楽は非常にドラマチック。合唱は登場人物と同じくらい重要な役割を果たします。
このオペラがウィーンで初めて上演されたとき、思春期前に歌手を去勢したカストラートがオルフェオを歌いました。
カストラートは男性ですが、声は女性です。
このオペラがフランスで上演された際には、グルックはオルフェオの声域をカストラートからテノールに変更しました。
今日では、バリトン歌手がオルフェオを演じることもあります。
あらすじ
第1幕
神話の時代、竪琴奏者のオルフェオは、森の中の愛する妻エウリディーチェの墓の前で嘆き悲しみます。
オルフェオは、毒蛇に噛まれて死んだ彼女が生き返るよう神々に祈っていました。
そこへ愛の神アモーレが現れ、エウリディーチェを蘇らすために、冥界に行くことを認めると言いました。
しかし、彼女はオルフェオに「この世界に連れ戻すまではエウリディーチェを見てはいけない」と一つの条件を言い渡しました。
第2幕
冥界の門の前で、オルフェオは多くの死者の霊に囲まれています。
オルフェオが竪琴を奏でて哀悼の意を表すと、多くの死者の霊が彼に道を譲ります。
オルフェオは冥界の美しい空とまばゆい太陽の下で妻エウリディーチェを待ちます。
そこへエウリディーチェが現れる。オルフェオは彼女の手を引いて現世に戻ろうとします。
第3幕
現世に戻る途中、エウリディーチェはオルフェオが彼女を見ていないので、彼女の愛情が無くなったのではと不安になります。
エウリディーチェは岩の上に座り、自分への愛を思い出すように彼に訴えます。
オルフェオは我慢できずに彼女のことを見てしまいました。すると彼女は生き絶えて再び死んでしまいました。
オルフェオはそれを後悔し、自らの命を絶とうと試みます。
すると、アモーレが再び現れ、たくさん耐えてきたと彼に同情します。
アモーレは、エウリディーチェに再び命を与えてくれました。
オルフェオとエウリディーチェは喜び、愛の神アモーレに感謝を捧げます。










