主な登場人物
| ヴォータン | バリトン | 神々の長 |
|---|---|---|
| アルベリヒ | バリトン | ニーベルング(地下)族の小人 |
| ローゲ | テノール | 火の神、半神 |
| ファーゾルト | バス | 巨人族 |
| ファーフナー | バス | 巨人族、ファーゾルトの弟 |
| ミーメ | テノール | ニーベルング族、アルベリヒの弟 |
| フリッカ | メゾソプラノ | ヴォータンの妻、結婚の女神 |
| エルダ | メゾソプラノ | 知恵の女神 |
| フライア | ソプラノ | フリッカの妹、美の女神 |
| ヴォークリンデ | ソプラノ | ラインの乙女 |
| ヴェルグンデ | メゾソプラノ | ラインの乙女 |
| フロースヒルデ | メゾソプラノ | ラインの乙女 |
時代と場所
神話の時代、ライン川のほとり
はじめに
ワーグナーが作曲した「ニーベルングの指環」は、「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」の4つのオペラで構成されています。
この「リング・サイクル」を上演するのに4日間かかり、それぞれのオペラが非常に長く、総出演時間は15時間以上になります。
「ラインの黄金」はわずか2時間半なので、4つのオペラの中で最も楽に観ることができます。
「ニーベルング」とは「ニベルハイム(死の国)」という意味です。
呪われた指輪を持った者は地獄に落ちなければならない。この最初のオペラ「ラインの黄金」は、この呪われた指輪の誕生のオペラとなります。
神々、地家族、巨人族など、多くのキャラクターが登場します。
神々の長であるヴォータンは、「リングサイクル」のキープレーヤーで4つのオペラ全てに登場します。
あらすじ
第一幕
(第一場)
神話の時代、ライン川の底で、3人のラインの乙女が「ラインの黄金」を守っていた。
ニーベルング族(ドワーフ)であるアルベリヒは彼女たちに言い寄るが乙女たちは拒否します。
その代わりに、ラインの乙女たちはアルベリヒにラインの黄金の秘密を教えました。
愛を捨てた者だけが、黄金を魔法の指輪にして、無限の力を得て世界を支配できるるのです。
アルベリヒは愛を捨てることを決意し、黄金を奪って行きました。
(第二場)
神々の国の支配者であるヴォータンは、2人の巨人、ファーゾルトとファフナーに居城(ヴァルハラ)を建てさせました。
二人の巨人は報酬として若さと美の女神フレイアを与えられると約束していました。
フレイアはヴォータンの妻フリッカの妹です。
ヴォータンは約束を果たすつもりなど毛頭なく、彼の賢いしもべであり、火の神ローゲに2人の巨人に報酬の要求を放棄するよう説得させます。
ローゲは、アルベリヒが、盗んだ黄金で魔法の指輪の力で宝物を手に入れたことを話、彼らに指輪を奪わせようと考えていました。
欲深い2人の巨人はローゲの考えに共感しますが、ヴォータンは自分が指環を手に入れたくなり、そのアイデアを快く思っていませんでした。
そして、巨人たちはフライアを拐って地下のニーベルハイムへ、ヴォータントローゲも同じくニーベルハイムに、指環を求めて向かうのでした。
(第三場)
ニーベルハイムに到着したヴォータンとローゲ。
アルベリヒは弟ミーメに、魔法の兜「タルンヘルム」を作らせていました。
ローゲがアルベリヒに、タルンヘルムを使ってカエルに変身できるか尋ねると、
アルベリヒはカエルに変身しました。
そして、ヴォータントローゲはカエルになったアルベリヒを簡単に捉えてしまいました。
(第四場)
ヴォータンとローゲは、アルベリヒに自由と引き換えに宝物を交換するよう強要します。
仕方なく差し出したアルベリヒですが、魔法の指輪に呪いをかけた後、去ります。
一方、二人の巨人は宝物だけでなく魔法の指輪も要求しましたが、ヴォータンは断固拒否しました。
その時、岩の裂け目から大地の女神エルダが現れ、呪われた指輪を手放すようにと忠告しました。
ヴォータンはついにそれを二人の巨人に渡すことにし、ファフナーは兄のファーゾルトを殺し、指輪を手に入れました。
ヴォータンは巨人兄弟の争いアルベリヒの呪いによるものだと思うのでした。










