主な登場人物
| トゥーランドット姫 | ソプラノ | 皇帝の娘 |
|---|---|---|
| アルトゥーム | テノール | 中国の皇帝 |
| ティムール | バス | 元ダッタン国の王 |
| カラフ | テノール | ティムールの息子 | リュー | ソプラノ | ティムールの召使い |
時代と場所
時代は不問、場所は中国北京の紫禁城
はじめに
このオペラは、ジャコモ・プッチーニの最後のオペラです。
プッチーニが亡くなったとき、彼はこのオペラの作曲を終えていませんでした。
プッチーニの手記をもとに、プッチーニの弟子の一人であるフランコ・アルファーノが、第3幕のトゥーランドットとカラフのデュエットからオペラの脚本を引き継ぎました。
プッチーニは奴隷少女「リュウ」が死ぬシーンで亡くなってしまいましたが、そのリュウは、このオペラの台本のオリジナルには記載されていませんでした。
プッチーニ自身の手によって追加されています。プッチーニは彼女に素晴らしい3つのアリアを与え、私たちに強い印象を残しています。
あらすじ
第1幕
伝説の時代、中国の北京にある紫禁城の前の広場で、王女のトゥーランドットは絶世の美女ですが、氷のように冷たい心を持っています。
彼女は、「私と結婚しようとする者は、3つの謎解きにチャレンジしなくてはならない。 でも失敗したら死が与えられる...」
広場では、斬首だれる某国の王子の運命が、群衆の血を大いに沸かせます。
群衆の中には、戦いに敗れたダッタン国の王、ティムールと、ティムールの奴隷少女の一人「リュウ」が潜んでいました。
そして、そこで長い間行方不明だった息子のカラフ王子と再会します。
3人は再会を喜び合いますが、そこに処刑を見るためにトゥーランドット姫が現れます。
カラフはトゥーランドットに一目惚れ。
さっそく彼は、3つの謎解きをクリアし、姫に求婚することを決意します。
もちろん、ティムール王やリュウ、そして、大臣の「ピン」「ぽん」「ぱん」も彼の無謀な決意を止めようとします。
しかし、彼の決意は固いようです...
第2幕
トゥーランドットが現れ、カラフに3つの問題を問い始める。
第1問. 毎夜生まれては、明け方に消えるものは?
答え. 「希望」
第2問. 赤く、炎のごとく熱いが、火ではないものは?
答え. 「血潮」
第3問. 氷のように冷たいが、周囲を焼き焦がすものは?
答え. 「トゥーランドット」
カラフは3つの問題に全問正解。
トゥーランドットは動揺し、父のアルトゥームに彼との結婚を拒否します。
しかし、父は「約束は、約束」と姫に結婚をするよう言います。
そこで、カラフは彼女に、
「もしあなたが夜明けまでに私の名前を知ることができれば、私は私の命をさしあげましょう」
と伝えます。
第3幕
トゥーランドットは北京の群衆に、「彼の名前が判るまで決して眠ってはならないと」命令します。
北京の人々は必死に彼の名前を見つけようとします。
そして、彼の名を知るものとしてティムールとリュウが捕えられてしまい。
トゥーランドットはリュウを拷問しますが、決してリュウは口を割りません。
なぜ名前を言わないのかと問いただすと、リュウは「彼への愛のためだ」と答え、衛兵の短剣を奪って自害してしまいました。
それを見て群衆や大臣たちはその場を去ります。
トゥーランドットとカラフだけがその場に残されました。
そして、カラフは自分の名前を彼女に教えます。
夜明けとともに、群衆の前に出たトゥーランドットは彼の名前が分かったと宣言します。
彼女は群衆に「彼の名前は…愛です」と言い、めでたく二人は結婚することになりました。










