主な登場人物
| オテロ | テノール | ヴェネツィア領キプロスの総督 |
|---|---|---|
| デズデーモナ | ソプラノ | オテロの妻 |
| イヤーゴ | バリトン | ヴェネツィア軍の旗手 |
| カッシオ | テノール | ヴェネツィア軍の副官 |
| エミーリア | メゾソプラノ | イヤーゴの妻。デズデーモナの女中 |
| ロデリーゴ | テノール | ヴェネツィアの貴族 |
| モンターノ | バス | キプロスの前総督 |
時代と場所
舞台は15世紀末、キプロス島
はじめに
『オテロ』は、ヴェルディが作曲した26のオペラの25番目の作品です。
この曲を作曲したとき、ヴェルディは74歳でした。
東欧では、同い年のワーグナーの「楽劇」が音楽界を席巻していました。
壮大なオーケストレーションと不協和音、ライトモチーフ。
新たな技法とドラマ性を備えた総合芸術に負けず劣らない作品を発表しなくてはならない...
そして、ヴェルディが前作『アイーダ』から16年に発表したのが、この『オテロ』だったのです。
もちろん、このオペラの台本のオリジナルはシェイクスピアの「オセロ」です。
オペラ『オテロ』は、シェイクスピアの名作と経験豊富で熟練したヴェルディの作曲の組み合わせから生まれました。
あらすじ
第1幕
15世紀後半、地中海のキプロス島.
将軍「オテロ」が率いるヴェネツィア軍がトルコ海軍に勝利!
オテロの部下である「イアーゴ」は、オテロがイアーゴの同僚「カッシオ」に副官の地位を与えたことで、オテロに恨みを、カッシオに妬みを抱くようになりました。
宴の席でイアーゴはカッシオに無理やり酒を勧め、カッシオは喧嘩を起こしてしまいます。
怒ったオテロはカッシオを副官の地位から解任しました。
第2幕
落ち込むカッシオに、イアーゴはオテロの妻「デズデーモナ」に頼んで復職についてとりなしてもらうのが良いと勧めます。
カッシオが相談をしにデズデーモナのところに行くや、今度は、イアーゴはオテロに、デズデーモナとカッシオ関係が怪しいと吹き込むのです。
オテロはデズデーモナのことを疑い始めます。
第3幕
さらに、イアーゴは狡猾な計画を思いつきます。
イヤーゴの妻「エミーリア」はデズデモーモナの女中であり、彼女の部屋に出入りができます。
そこで、エミーリアにデズデーモナのハンカチの1つを盗むように強制します。
イアーゴはこのハンカチをカッシオの家に置いておきました。
すると、イアーゴはカッシオがハンカチを手に持っているのをオテロに見せつけます。
オテロは妻の裏切りに疑いの余地がなく、妻を殺そうと決心するのでした...
その時、ヴェネツィア本国からロドヴィーコ特使がやって来ました。
将軍オテロを本国に呼び戻し、キプロス島の後任の総督にはカッシオを就任させるという命令を下したのです。
第4幕
その夜、デズデーモナは寝る前の祈りをささげていました。
彼女が祈っていると、何か恐ろしいことが彼女に起ころうとしているという不吉な気持ちになります。
オテロは部屋に入り、彼女が懇願することも聞き入れず、彼女を絞め殺してしまいます。
エミーリアは部屋に駆け込み、オテロに、イアーゴが彼女を彼のよこしまな陰謀に参加させたこと、そしてすべてがイアーゴの欺瞞であると告げます。
しかし、すでに手遅れです。
オテロは、忠実な妻に二度と会えないことに後悔し、絶望し、短剣で自らの命を絶つのでした。










