主な登場人物
| カニオ | テノール | 旅芝居一座の座長 |
|---|---|---|
| ネッダ | ソプラノ | カニオの妻、女優 |
| トニオ | バリトン | 旅芝居一座の座員 |
| シルヴィオ | バリトン | ネッダの愛人 |
時代と場所
舞台は19世紀中年頃イタリアのカラブリア地方
はじめに
レオンカヴァッロはこの作品をソンゾーニョ社が行ったソンゾーニョ・コンクールに応募した。
コンクール作品の条件のひとつに「1幕物のオペラ」であることがあったため、2幕ものの道化師は当然のことながら失格となった。
だが、ソンゾーニョ社の社長の目にとまり、アルトゥーロ・トスカニーニの指揮で初演されて大成功をおさめた。
あらすじ
プロローグ
幕が上がる前に、旅芝居一座の座員のひとりトニオが道化師の姿で現れ、「人を笑わせる商売の道化役者も、普通の人間。悲しみや苦悩を感じるのはいっしょです」と前口上を述べる。
第1幕
聖母マリアが天に昇った「聖母被昇天祭の祝日(8月15日)」に、旅芝居一座が村にやってきました。
一座の座長は「カニオ」。カニオの妻で一座の女優「ネッダ」は嫉妬深い夫に嫌気がさして、鳥のように自由になりたいと歌っていました。
そこへ座員のひとりである「トニオ」が現れねっだに言い寄ります。しかし、ネッダはトニオなどにはに見向きもしません。
なぜならネッダにはこの村に「シルヴィオ」という愛人がいたからです...
ネッダとシルヴィオは密会を重ね、駆け落ちの約束をしました。しかし、こともあろうに、そのシーンをトニオに見られてしまいます。
トニオはカニオを駆け落ちの場に連れてきます。
カニオが現場に飛び込んだところで、シルヴィオは逃げ去りました。
カニオはネッダに「今逃げた男の名前を言え」と激怒しますが、ネッダは口を破りません。
言い争っているうちに一座の芝居の時間が迫ってきていました。
カニオは芝居小屋に戻り、道化師の衣装を着け、白粉(おしろい)を顔に塗りながら、自分の苦悩を笑えと自虐的に泣き歌います。
第2幕
観客が集まったところで芝居が始まります。
芝居は現実と似通っていて、女優ネッダの扮する女が、夫の留守中に間男を家に呼び込んだところ、夫が帰ってきてしまうという話でした。
夫役のカニオが舞台に登場し、ネッダの扮する女に詰め寄るとき、カニオはもう芝居と現実の区別がつかなくなります。
カニオはネッダに「間男の名前を言え」と詰め寄ります。
ネッダが挑発的に断ると、カニオは逆上して、ナイフでネッダを刺してしまいました。
ネッダは最期に「助けて!シルヴィオ」と叫ぶと、観客の中からシルヴィオが現れます。
すると、カニオはシルヴィオも刺し殺してしまったのです。
悲鳴を上げる観客...
カニオは呆然として、手からナイフを落とすと一言、「喜劇は終わりました」とつぶやくのでした。










